ゆうちょ銀行では、お金を借りる方法として4つの手段を取り扱っています。
- 自動貸付サービス
- 口座貸越サービス
- JP-BANKカードのキャッシング
- かんぽ生命の契約者貸付
ゆうちょ銀行で定期預金をしている人や、かんぽ生命で保険を契約している人は、自由に利用できるお金を借入可能です。
今回はゆうちょ銀行でお金を借りる4つの方法を中心に、メリット・デメリットや申込方法、実際の借り入れまで詳しい内容を解説します。
ゆうちょ銀行でお金を借りる4つの方法を貸し付けの借入方法も合わせて解説
ゆうちょ銀行でお金を借りる主な方法は、以下の4つです。
- 3種類の自動貸付サービス
- 残高が不足した時に融資される「口座貸越サービス」
- ゆうちょ銀行のクレジットカード「JP-BANKカード」
- かんぽ生命保険の契約者貸し付け
ゆうちょ銀行では、いわゆるカードローンを取り扱っていません。
目的に合わせた貸し付けも住宅ローンのみで、ローン商品が少ないのも特徴。
ゆうちょ銀行の貸し付けがどのような借入方法なのか、詳しく解説していきます。
自動貸付サービスなら審査不要で自動で貸し付けしてもらえる
ゆうちょ銀行では、自動貸付サービスを提供しています。自動貸付とは、預けている貯金が残高不足になった際、自動的に不足分を貸し付けしてもらえる制度です。
例えば口座に20万円しかない状態でATMから30万円引き出すと、不足した分の10万円を自動で借りられます。
自動貸付とは、預けている貯金が残高不足になった際、自動的に不足分を貸付してもらえる制度です。
自動貸付サービスの特徴は、担保を用意すれば利用できる点。
現在ゆうちょ銀行に「担保定額貯金」または「担保定期貯金」があれば、誰でも利用可能です。
ゆうちょ銀行の普通口座のみを所持している人は利用できないので、注意してください。
自動貸付サービスは3つの種類があり、それぞれ必要な担保やサービスの内容が異なります。
- 貯金担保自動貸付
国債等担保自動貸付※新規申し込み終了財産形成貯金担保貸付※新規申し込み終了
それぞれどのような自動貸付サービスなのか、詳しい内容を紹介していきましょう。
貯金担保自動貸付
ゆうちょ銀行で利用できる自動貸付サービスの一つが「貯金担保自動貸付」です。
貯金担保自動貸付は、貯金の残高を超える払い戻しの請求があった際に不足分を自動的に貸し付けできるサービス。
担保となるのは、「担保定額貯金」と「担保定期貯金」のいずれかです。
融資してもらえる限度額は、預け入れしている金額の90%以内の金額までと決められています。
貸付期間は貸付日から2年間で、貸付期間内なら何度でも借り入れできます。
参考サイト:ゆうちょ銀行公式サイト
国債等担保自動貸付は新規申し込みを受付停止
ゆうちょ銀行の総合口座で管理している国債を担保にする自動貸付サービスが「国債等担保自動貸付」です。
国債等担保自動貸付は、2019年3月29日で新規申し込みの受付を終了しているため、現在は利用できません。
財産形成貯金担保貸付も新規申し込みを受付停止している
財形定額貯金や財形年金定額貯金、財形住宅定額貯金を担保にして利用できる自動貸付サービスが「財産形成貯金担保貸付」です。
預けているお金の90%に利子を加えた金額まで、お金が借りられる自動貸付サービス。
ただ財産形成貯金担保貸付も国債等担保自動貸付同様に、2019年3月29日で新規申し込みの受付は終了しており、現在は利用できません。
残高不足時に融資される「口座貸越サービス」なら勝手に自動でお金を貸してくれる
通常貯金で払い戻しやクレジットカードなどの引き落としを行う際、残高が不足していると自動で不足分を貸し付けしてくれるのが「口座貸越サービス」です。
口座貸越は、下記の条件を満たしている人であれば利用できます。
- 日本国籍を有する方、または永住許可等を受けている外国人
- 満20歳以上~70歳以下の人
- ゆうちょ銀行の通常貯金を持っている人
- 安定した収入がある人(年金受給者でもOK)
- ゆうちょ銀行所定の保証会社の保証が受けられる人
参考サイト:ゆうちょ銀行公式
口座貸越の利用条件は一般的なカードローンに近く、定期預金がなくても利用可能です。
ただ貯金担保自動貸付が利用できる場合は、口座貸越サービスよりも貯金担保自動貸付が優先されます。
ゆうちょ銀行「JP-BANKカード」のキャッシング機能は全国のATMから借入可能
ゆうちょ銀行は、独自にクレジットカード「JP-BANKカード」を発行しています。
JP-BANKカードはキャッシング機能を付帯させれば、自由なお金を借入可能です。
JP-BANKカードのキャッシング機能は満18歳から利用でき、ゆうちょ銀行ATMからすぐにお金を引き出せます。
全国にある提携銀行ATMからも借り入れできるので、非常に利便性が高いキャッシング機能です。
※提携ATMの検索はこちらから
またJP-BANKカードは以下の4種類があり、それぞれ対象者や特徴が異なります。
申込可能年齢 | 年会費 | 発行形態 | |
---|---|---|---|
一般カード | 18歳以上 | 初年度:無料 翌年度以降:1,375円 |
・クレジットカード単体型 ・キャッシュカード一体型 |
ALente(アレンテ) | 18~29歳まで | 初年度:無料 翌年度以降:1,375円 |
・キャッシュカード一体型 |
EXTAGE(エクステージ) | 18~29歳まで | 新規入会後5年間年会費無料 | ・キャッシュカード一体型 |
ゴールドカード | 25歳以上 | 11,000円 | ・クレジットカード単体型 ・キャッシュカード一体型 |
参考サイト:ゆうちょ銀行公式
どのクレジットカードも、発行する際にキャッシング枠の申し込みを希望しないと利用できません。
すでにJP-BANKカードを発行している人でも、Webサイトからキャッシング設定増枠申込書をダウンロードして申し込みを行えば、キャッシング枠を設定してもらえます。
JP-BANKカードは、ゆうちょ銀行以外にコンビニのATMでも24時間借り入れできるため、急ぎで資金調達したい時にも便利です。
ただし、クレジットカードの発行には1週間以上かかります。
申し込んだその日にクレジットカードを発行、キャッシングの利用はできないので、余裕を持って申し込みしましょう。
クレジットカードを発行する時間がない人は、口座貸越や他の金融機関で借り入れた方が早いです。
かんぽ生命保険の契約者貸付は解約しなくても貸し付けしてもらえる制度
かんぽ生命の生命保険に加入している人は、「契約者貸付」を利用すればお金が借りられます。
契約者貸付とは、保険契約を解約した際に発生する払戻金の一定の範囲内で貸付してもらえる制度です。
契約者貸付は、保険を解約して払戻金を受け取らなくても、一定の範囲内で融資が受けられます。
資金使途は決められていないので、「生活費が足りない」「結婚式が重なってご祝儀が足りない」など、困ったタイミングでいつでも利用できます。
解約返戻金を担保にお金を貸し付ける制度なので、返戻金がない保険を契約している人は利用できません。
資金が足りなくなった時に、保険を解約して払戻金を受け取らなくても、一定の範囲内で融資が受けられます。
かんぽ生命で契約者貸付の対象となる保険は以下の3種類です。
- 終身保険
- 養老保険
- 学資保険
ゆうちょ銀行で、かんぽ生命の契約者貸付の申し込みを受け付けています。貯金窓口で相談できるので、お金を借りる方法として検討してみてください
申し込みを行う際には、保険証券・印鑑・本人確認書類を持参しましょう。
ゆうちょ銀行でお金が借りられる自動貸付の具体的なメリットとは?どこよりも低金利で審査がいらない
ゆうちょ銀行の自動貸付サービスを利用するメリットは主に4つです。
- 審査なしでお金が借りられる
- 低金利で借りられる
- 学生でも借入できる
- 即日融資に対応している
自動貸付サービスの具体的なメリットについて解説していきます。
ゆうちょ銀行の自動貸付であれば審査なしでお金が借りられる
ゆうちょ銀行の自動貸付であれば、定期貯金や定額貯金を担保にすれば借り入れできるので、審査を行う必要がありません。
本人に返済能力がなくても、担保とした貯金を返済に充てればいいからです。
通常金融機関からお金を借りる場合は、返済能力の有無を確認するため審査が行われます。
審査に通過できなければお金を借りられないため、ネックに感じている人も多いでしょう。
審査では、以下の条件に当てはまる人が審査に落ちやすい傾向です。
- 収入がない専業主婦や無職
- 毎月の収入が安定しにくいパート、アルバイト、学生
- 他社借入が3社以上ある多重債務者
- 他社借り入れや各種支払を延滞している人
- 過去5年以内に債務整理や自己破産をした人
審査がない自動貸付は、審査に落ちやすい人も貯金さえあれば利用できます。
自動貸付は既に預けているお金が担保となり、返済できない場合には貯金を切り崩す形で返済していきます。
1%以下の金利でゆうちょ銀行の自動貸付で借り入れできる
ゆうちょ銀行の自動貸付は、非常に低金利で借りられるのも大きなメリット。
自動貸付の金利は担保とする貯金ごとに異なります。
担保とする貯金 | 金利 |
---|---|
担保定額貯金 | 返済時の約定金利+0.25% |
担保定期貯金 | 預入時の約定金利+0.5% |
上記の基準を元に、具体的な金利を算出したものが以下の通りです。
約定金利 | 自動貸付の金利 | |
---|---|---|
定額貯金 | 0.002% | 0.252% |
定期貯金 | 0.002% | 0.502% |
※2022年5月現在/参照:金利一覧
借入先としてよく利用される銀行カードローンの金利は14.0%前後、消費者金融の金利は18.0%前後です。
銀行や消費者金融と比較したとき、自動貸付の金利は非常に低いと分かります。
例えば、10万円を3ヶ月間借りた時の金利を比較してみました。
借入先 | 金利 | 支払う利息 |
---|---|---|
自動貸付(定額貯金) | 0.252% | 約60円 |
銀行カードローン | 14.0% | 約3,600円 |
消費者金融 | 18.0% | 約4,600円 |
他の金融機関で借りると利息が3,600~4,600円ほどかかるのに対し、ゆうちょ銀行では100円もかかりません。
利息の負担を大幅に減らせるので、ゆうちょ銀行に貯金がある人はまず自動貸付を利用しましょう。
自動貸付のメリットは貯金さえあれば学生でも借り入れの対象内
自動貸付のメリットは、定期貯金や定額貯金があれば学生でも融資してもらえる点です。
十分な貯金があると判断されれば、無職の人でも融資が受けられるので資金が足りない時は気軽に相談できます。
消費者金融や銀行カードローンで審査落ちになった人でも、ゆうちょ銀行の自動貸付なら融資を受けられるケースがあります。定期貯金や定額貯金があるなら一度相談してみましょう。
ただ未成年の場合は、保護者が子供の名義で定期貯金や定額貯金を行っているケースがあります。
勝手に担保として利用するとトラブルに発展する恐れがあるので、未成年が自動貸付を利用する際には保護者に相談しましょう。
担保があるためその日にゆうちょ銀行のATMからお金を引き出せる
ゆうちょ銀行の自動貸付は、すでに担保となる資金があるため、素早く融資を受けられるのが嬉しいポイントです。
同じように消費者金融カードローンも即日融資に対応していますが、金利を考えるとゆうちょ銀行の自動貸付を利用した方がいいでしょう。
他社銀行や消費者金融の審査に落ちてしまった人でも、自動貸付なら利用できるケースがあるので、一度窓口で融資の相談をしてみてください。
ゆうちょ銀行でお金が借りられる自動貸付のデメリットは?ネット返済は非対応
金利が低く即日で借りられる自動貸付ですが、デメリットもあるので注意が必要です。
ゆうちょ銀行の自動貸付のデメリットとして考えられるのは、下記の通り。
- 貯金がないと融資が受けられない
- インターネット返済などに対応していない
具体的に自動貸付のデメリットについて解説していきます。
貯金がないと融資が受けられない
ゆうちょ銀行の自動貸付を利用する場合、そもそも定期貯金や定額貯金を利用していないと融資は受けられません。
担保になるのが定期貯金と定額貯金であるため、日頃からゆうちょ銀行でお金を預けていないと融資対象とならないので注意してください。
消費者金融カードローンや銀行カードローンでは、貯金がなくても安定した収入があると証明できれば、融資は受けられます。
ゆうちょ銀行で貯金していない人が今すぐ借り入れしたいなら、消費者金融や銀行カードローンを利用しましょう。
また、自動貸付はゆうちょ銀行のATMを通して引き出す必要があります。
近くにゆうちょ銀行のATMがない場合、貯金があってもすぐに融資を受けられません。
消費者金融ならコンビニATMから借り入れできるので、全国どこからでも、都合のいいタイミングで借入可能です。
上記のように、状況によってはカードローンの方が使いやすいケースもあります。自分の貯金額やゆうちょ銀行の利用状況に合わせて利用を検討してみてください。
インターネット返済に対応していない
消費者金融カードローンや一部の銀行カードローンでは、ATMに足を運ばなくても、Web上でインターネット返済できるサービスが提供されています。
外出せずに返済できるので、家事や仕事が忙しくATMに行く時間が取れない人も便利に利用できます。
返済方法が多いと返済忘れのリスクが低くなるため、延滞も防げます。
しかし、ゆうちょ銀行の自動貸付は、普通預金口座に毎月の返済額を預入して自動返済します。そのため、インターネット返済の利用はできません。
自動で返済できるため便利に感じますが、借りたお金をすぐに返済したい人には、自動貸付の返済方法は利便性が悪いと感じる可能性があります。
ゆうちょ銀行で自動貸付の申し込みを行う方法は?近くの郵便局から申し込もう
ゆうちょ銀行の自動貸付は、残高が不足している時に自動で融資を行ってくれます。
自動貸付の申し込みを行う流れは、下記の通りです。
- 郵便局の貯金窓口に行く
- ゆうちょ銀行のATMでお金を引き出す
郵便局の貯金窓口に行く
自動貸付サービスを申し込む場合は、ゆうちょ銀行か郵便局の貯金窓口に足を運ぶ必要があります。
必要書類を持参しておけば、スムーズに自動貸付の申し込みを行えるでしょう。
自動貸付サービスを申し込む際に必要な書類は下記の通りです。
- 総合口座通帳
- お届け印
- 本人確認書類
ゆうちょ銀行の総合口座の通帳を持っていない場合は、普通貯金通帳と定期貯金通帳を持参しましょう。
本人確認書類は、顔写真入りの書類であれば1点あるだけで手続きできます。顔写真がない書類なら、2点必要になるので注意しましょう。
顔写真あり
- 運転免許証
- 運転系先証明書(平成24年4月1日以降交付のもの)
- マイナンバーカード
- パスポート、乗員手帳
- 在留カード
- 療育手帳
- 戦傷病者手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
- 身体障害者手帳
顔写真なし
- 各種保険証
- 国民年金手帳
- 児童扶養手当証書
- 特別児童扶養手当証書
- 母子健康手帳(母および子どものみ)
顔写真なしの書類提出時に必要な追加書類
- 現住所記載のある公的書類
- 国税の領収証書
- 公共料金の領収証書 等
ゆうちょ銀行のATMでお金を引き出す
必要書類を持参して、自動貸付の申し込みが完了したなら、ゆうちょ銀行のATMでお金を引き出せるようになります。
ATMはゆうちょ銀行や郵便局の店舗、ファミリーマートで利用可能です。
ATMの引き出し手数料は、無料なので気軽に利用できます。
ゆうちょ銀行以外でお金が借りられるカードローン
ゆうちょ銀行でお金を借りる方法も便利ですが、定期貯金や定額貯金を利用していない場合は融資してもらえません。
貯金がない人や利便性を重視したい人は、消費者金融カードローンがおすすめです。
貯金がなくても、安定した収入があれば融資してもらえるので、気軽に利用できます。
ゆうちょ銀行以外で、お金がない時に借りられるおすすめのカードローンは下記の通りです。
- アイフル
- プロミス
- SMBCモビット
職場連絡がない「アイフル」
借入上限額 | 800万円 |
---|---|
審査基準 | 安定した収入があること 満20歳~69歳まで |
金利 | 3.0%~18.0% |
ゆうちょ銀行の自動貸付を利用する場合、ゆうちょ銀行の窓口が開いている時間帯でないと、申し込みを行えません。
しかしアイフルなら、Web申し込みを利用すれば24時間いつでも受付してくれます。
仕事で忙しい人でも、気軽に融資の申し込みができるのでおすすめです。
またアイフルの公式サイトで、職場への在籍確認は原則行わないと明言されています。
職場に消費者金融カードローンの申し込みを行ったと気付かれる心配がないので、安心して利用できるでしょう。
アイフルでは、原則として電話による在籍確認はおこないません。審査を進めていく上で電話による確認が必要だとアイフルが判断した場合のみ、申込者の勤務先に電話をかけて在籍確認を実施します。
引用:アイフル公式
日中に申し込みを行えば、最短即日融資を行ってもらえるケースもあるので、素早く資金調達したい人におすすめです。
初めてアイフルを利用する人なら、最大30日間の無利息サービスもあります。
カードレスで利用できる「プロミス」
借入上限額 | 500万円 |
---|---|
審査基準 | 安定した収入があること 満20歳~69歳まで |
金利 | 4.5%~17.8% |
プロミスは自社専用のアプリローンを提供しており、申し込みから融資までスマホで一貫して操作できます。
アプリローンを利用して申し込めば、カードレスで利用できるため家族にバレずに借りられるのが特徴です。
アプリを使ったカードレスでの借り入れは、セブン銀行ATMやローソン銀行ATMで手続きすれば、簡単にお金を引き出せます。
プロミスを利用するのが初めての人であれば、最大30日間※の無利息サービスが受けられます。
他の消費者金融は「申込日」を起算としている中、プロミスの無利息期間サービスは、「借入日」を起算としているため、借入日から無利息期間が30日間※利用できるのはプロミスのメリットです。
無利息期間を無駄なく利用したい人は、プロミスでの借り入れがおすすめです。
※メールアドレス登録とWeb明細利用の登録が必要です。
Web完結なら電話連絡なしの「SMBCモビット」
借入上限額 | 800万円 |
---|---|
審査基準 | 安定した収入があること 20歳~69歳まで |
金利 | 3.0%~18.0% |
SMBCモビットはWeb完結に対応しており、申し込みから融資までネット上で手続きできます。
Web完結で申し込みを行えば、原則として電話連絡や郵送物なしで審査に入るので、職場や家族に消費者金融カードローンの申し込みを行ったとバレる心配がありません。
ただWeb完結で申し込む場合は、所定の銀行口座を持っており、本人確認書類や収入証明書を提示する必要があります。
ゆうちょ銀行口座は、Web完結申込の対象です。ゆうちょ銀行の普通口座を持っている人は、今すぐスマホのみで申込を完了させられます。
他にも必要事項を入力すれば、10秒で借入可能なのか判断してもらえる「10秒簡易審査」を利用できます。
事前に自分が借り入れできるのか確認できるので、審査に通るか不安な人は一度確認しておきましょう。
ただ簡易審査の結果が本審査と同じとは限らないので、あくまでも参考程度にしておく必要があります。
ゆうちょ銀行でお金を借りる前に知っておきたいこと
ゆうちょ銀行でお金を借りる前に、いくつか事前情報として知っておきたい内容があります。
詳しく調べず郵便局に行っても条件にそぐわず利用できない恐れがあるので注意しましょう。
主に知っておきたいポイントとしては、下記の通りです。
ゆうちょ銀行での借入時に知っておきたいポイント
- 返済期日に遅れた場合は預金から返済される
- 自動貸付の最低取引額は1,000円から
- 電話連絡や郵送物不要で借入できる
- 自動貸付が利用できるのは名義人のみ
- ゆうちょ銀行ATMの営業時間外は利用できない
具体的な内容について解説していくので、参考にしてみてください。
返済期日に遅れた場合は預金から返済される
通常のカードローンであれば、指定されている返済期限に遅れた場合、遅延損害金として延滞利息が発生します。
しかしゆうちょ銀行の自動貸付の場合は、返済期限に遅れても遅延損害金は発生しません。
遅延損害金が発生しない代わりに、担保として設定した定期貯金や定額貯金から、返済分が差し引かれていきます。
せっかく貯めた預金が減ってしまうので、遅延損害金が発生しないからといって延滞せず期日までに返済しましょう。
また定期貯金や定額貯金が減ってしまうと、次回借り入れする際に以前よりも融資額が少なくなります。
返済を延滞したところでメリットはないため、返済計画を立ててしっかり返済を続けてください。
自動貸付の最低取引額は1,000円から
自動貸付の最低取引額は1,000円からで、少額の融資にも対応しています。
まとまった金額を借りたい人だけでなく、「公共料金の支払いがあと2,000円足りない」「クレジットカードの引き落としまでに1万円だけ足りない」といった少しの借り入れにもおすすめ。
契約期間内なら何度でも借り入れできるため、資金調達に困っている際には助かります。
少額のみ借り入れすれば、返済期間も短く利息もそれほどかからないので気軽に利用できます。
また返済は通常貯金に預入しておけば、自動的に返済可能です。
電話連絡や郵送物不要で借り入れできる
ゆうちょ銀行からの借り入れといっても、家族や職場にお金を借りると知られたくない人もいるでしょう。
自動貸付は審査もなく、手続きは窓口のみで完了します。
そのため、書類の郵送や審査時の電話確認がありません。
ただ、定められている返済期日までに完済しないと自宅に督促のハガキが届いてしまいます。
督促のハガキが家族に見られると、借り入れがあることだけでなく、返済を滞納しているとバレてしまいます。
返済期限は2年なので、2年以内には返済できる計画を立てておきましょう。
また、担保定額(定期)貯金の満期日にも、ゆうちょ銀行からハガキが届きます。
返済が遅れて貯金から返済分のお金を差し引かれている場合、貯金の満期で受け取れる金額が少なくなります。
ハガキをよく確認すると本来の金額から減らされているため、怪しまれる可能性が高いです。
もし返済を延滞してしまった場合は、ゆうちょ銀行からの郵送物に気を付けてください。
届いたハガキは、すぐに自分しか確認できない場所に隠しましょう。
自動貸付が利用できるのは名義人のみ
ゆうちょ銀行の自動貸付は、貯金の名義人しか利用できません。
本人以外が利用すると、規定違反とみなされるので注意しましょう。通常預金の引き出しなどであれば問題はありません。
自動貸付は、「本人に時間がないから」「名義人が学生だから」と家族が代わりに借り入れするのは禁止されています。
違反が発覚すると強制解約や一括返済を求められる恐れがあるので注意してください。
また担保とする貯金が2口以上ある場合には、下記の通りの順番でに貸し付けが行われます。
担保定額貯金・担保定期貯金のうち、担保とする貯金が2口以上ある場合は、次の順に貸付けを行います。
①貸付期間が最も長いもの
②貸付金の金利が最も低いもの
③個別番号の大きいもの引用元:ゆうちょ銀行公式
ゆうちょ銀行ATMの営業時間外は利用できない
ゆうちょ銀行の自動貸付を利用したいなら、ゆうちょ銀行ATMの営業時間内に引き出す必要があります。
ゆうちょ銀行ATMの営業時間は、設置場所によって異なるので、最寄りのATMをチェックしておきましょう。
主なゆうちょ銀行ATMの稼働時間は以下の通りです。
ゆうちょ銀行ATM | 平日:0時5分~23時55分 土曜日:0時5分~23時55分 日曜日:0時5分~21時 |
---|---|
ファミリーマート | 0時5分~23時55分 |
参考サイト:ゆうちょ銀行公式
またゆうちょ銀行ATMなら、基本的に手数料は無料で気軽に利用できます。
ただし、ゆうちょ銀行ATMで引き出せる金額は50万円まで。
50万円以上引き出す場合には事前申し込みが必要です。
計画的に自動貸付サービスを利用するためにも、ATMの利用可能時間は把握しておきましょう。
貯金があるならゆうちょ銀行で今すぐお金を借りられる
ゆうちょ銀行でお金を借りる方法の中でも自動貸付は、低金利で即日融資にも対応している便利なサービスです。
消費者金融や銀行ように審査の必要がなく、担保さえあれば気軽に利用できます。
ただ、担保である定期貯金や定額貯金を利用していないと利用できないので注意が必要です。
ゆうちょ銀行で貯金していない人は、安定した収入があれば消費者金融カードローンから借り入れできるので、状況によっては利用を検討してみてください。
原則として自動貸付は、名義人のみしか利用できません。本人確認書類など申し込みに必要な書類を持参して、ゆうちょ銀行か郵便局の窓口に足を運んでください。